人を創る。
市進教育グループ50年史
企業情報

柔軟に、そして、したたかに。
総合教育サービスのさらなる発展を目指します。

2015年5月に当社は創立50周年を迎えました。
これもひとえにこれまでの卒業生や保護者の方々、様々な形でサポートいただいている企業をはじめ関係者の皆さまのご支援の賜物と心より厚くお礼申し上げます。
当社は創業者の「人を創る」という想いを実現するために、従業員とともに歩んで参りました。少子社会の中、顧客ニーズの多様化、質の高い教育など、我々教育サービス業界に求められる期待感は日々高まっています。加えて、いま世の中は変化の速い時代にあります。そうしたなか市進教育グループは“教える”ということを軸にして、様々な分野に事業展開してきました。

事業の根幹を成す学習塾・予備校事業においては、生徒獲得競争が激しさを増すなか、生徒本人が行きたいと思う志望校に合格させるという教育サービス業の理想の形を追求したいと思います。生徒の数が限られてくるからこそ、ニーズをしっかりと把握した教育が必要となってきます。

株式会社 市進ホールディングス
代表取締役社長
下屋 俊裕

「市進」という企業が持つ使命

幼児部門・学童保育は、各ご家庭のお子さんを預かる場所であり、マニュアルが通用しない場所でもあります。そこでは、教える人の持っている知識や素質が求められるようになりますから、いろいろな場面に即応して工夫する力を養っていかなければなりません。そのためのスタッフ教育にもより一層、力を入れていきたいと思います。

映像事業は、映像技術の発展により幅広いコンテンツの開発が必要となるでしょう。今後も映像の更新を怠ることなく、映像授業を必要としている生徒たちへ向けて全国規模で事業を展開していきたいと思います。

日本語学校の運営については、2020年東京オリンピックを境に、その需要は一服すると思われます。そのため、より質の高い教育内容をいまのうちに作り上げることでブームが去った後でも他社との差別化を図ることのできる日本語学校でありたいと考えています。

海外の日本語学校は、その土台を地道に広げて行こうと考えています。香港では日本語学校と学習塾をセットにしながら、「学研の科学」とも協力して事業展開を進めます。また、インドの大学であるPDPUでは、日本語教育を担当していますので、それを生かして着実に日本語教育の場を増やして行きたいと思います。

市進がこれまで培ってきた研修部門は、社内外からも高い評価を得ており、ノウハウの蓄積があります。そうした強みを背景に、各自治体の教育委員会や私立の学校、企業向けの研修を担当しています。この先も社内の研修体制を充実させるとともに、その高いノウハウを社外に向けて積極的に発信していこうと思います。

この先、さらなる需要がある介護事業において、現在、市場では行列ができるデイサービスもあれば、閑古鳥が鳴くデイサービスもあります。我々はこれまで教育分野で培ってきた、顧客のニーズを把握することを基本に“選ばれる介護”でありたいと考えます。加えて、専門性を高めるために介護職員初任者研修の資格を取得したスタッフはすでに20名を超え、今後も質を高めるための施策を充実させていきたいと思います。

さて、このように教育を軸とした総合教育サービスを提供する我々に求められることとは一体何でしょうか。それは柔軟さです。市進にいながらもここをステップアップする場所と考え、自らが動きたいと思ったら行動に移す。従業員それぞれが、柔軟に、したたかに自分自身のステップアップをいつでも思い描くことが必要だと思います。
ある種の冒険をする気持ちで教育に向かうことで、従業員も市進もよりよい発展をすることができるのではないでしょうか。

50周年を迎え、新たな半世紀に向けて、市進はさらなる挑戦を怠らず、社会に適応し、その行動によって社会に貢献する企業でありたいと思っています。

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